お心構え、マインドセットをして欲しいこと 女性との話し方コラム03
女性とのコミュニケーションで重要なことは?

まずは、お心構え、マインドセットをして欲しいことがあるのです。
どんなことかと言いますと、男性は、よく教えられたことを一字一句間違えることなく、覚えていかれます。また、どんなシチュエーションで使われるのかも私に質問してくるくらいです。
そのまま言われた通りにやれば良い
学生時代の試験ならパーフェクトと褒めてあげたいのですが、こと現実社会では、そのロボット的な話し方や使い方はものすごく画一的に見えて女性だけでなく男性同士の会話でも支障をきたすのではないかと思われます。
そのことが顕著に見られるのは、私が指導する限り、やはり男性の方が「文字通り」覚えられて日常に使おうとします。一方、女性となると、そうではないのですよ。
女性の方がバリエーションや展開を考えるのです。
「うえたさんはこう言うけれど、私は少し違うなあ。もう少しこんな表現をする」
「うえたさんから教わったシチュエーションだけでなく、私はこんなシーンで使ってみたら上手くいきました。面白かったです」
と実にさまざまなバリエーションをつけて、指導した言葉の表現を変えたり、教えた状況、例えば職場のシーンであっても、恋愛などの人間関係に適応してみるのが、なんと女性のみなさんなのです。
こんな価値観の違いもありますから、男性も教わったことをそのまま使用するって言うのがいかに危険かお分かりでしょうか。よって、教わったことをそのまま使用するのではなく、
「これは、自分の表現に合うかな?」
「このシーン以外にも使えるかな?」
と少し考えてみるだけでも、女性との話し方が変わってきますよ。
なにぶん、女性の中では、「文字通り」ではなく、自分らしいバリエーション、展開をすでに考える生き物ですから、女性とのコミュニケーションを考える上で、男性も画一的な表現を避けて「自分らしさ」を考えて引き出してみてください。