男性でも、「女性心理」がいるのですか? 女性との話し方14

男性でも、「女性心理」がいるのですか?
すぐさま、このご質問をいただいたのですが、「男性でも、『女性心理』がいるのですか?」と。
答えはいりますよ。
「女性心理」を持つことは、おかまになるとか、オネエになるとかの意味ではありません。
わかりやすく、「男性心理」「女性心理」とカテゴライズ、区分けしているだけです。
前回のコラムで説明しますと、アスリートの方の所属先の社長はあの著名な大企業の男性社長です。ちゃんと、「女性心理を理解されている」ということです。「嫌な思いしたね」「不快で気持ち悪かっただろう」と思われたはずですから、代わりにコメントされたと思います。
これは重要でしてね。
最近ですと、これまた著名なDさん、あのメンタリストの方が人権の問題に触れられてましたよね。
未編集で自分の素の状態で話すと、とてもではないですが、「社会性」「人間性」を疑ってしまう意見を述べられるのだなと思ってしまいました。
私も仕事上、彼とはかぶる点があります。(著書、メディア発信などの仕事のしかた、人の心理を扱っている点など)
お若いのに、専門書のみならず、いろいろと自己啓発書まで出されて「え!?」とは思っていましたが、今回の件で、周囲が相当、頑張って彼を売り出したのだなとも思いました。
他の例でお話ししますと、芸人のアンジャッシュWさんが問題を起こした時、相方のKさんは他の方々と違った感想を述べられました。
「Wは、周囲に『感謝』の気持ちがなかった。テレビ局のアシスタントの方々に挨拶もしなかった。おごり、それがこんな形になって出たのだと思う」
Kさんの発言には、「女性心理」があるのです。
人情、周囲との協調性、気持ちを伝える・・・などは「女性心理」です。Kさんは知っているのです。「芸人は、ほぼみなさん同じレベル。むしろ、周囲の方々が自分たちの才能に気づいて、上手く演出して引き上げてくれるようなもの」
視聴者には、Kさんの発言がこのコロナ禍で「共感」として染み渡ったと思います。
反対に、おごり、慢心、偉そうにする、権威・・・これらは「男性心理」です。Dさん、Wさん、そして、前回のコラムでは、あの市長さんにも「男性心理」がどんとあって、相手に配慮する気持ち「女性心理」が無かったのです。
Dさんにも、「女性心理」があれば、周囲があって今の自分のポジションがあることの重要性を知っていれば、あの「優生思想」は出てこないですし、人権に関わる意見は相当な知識がない限り、触れないはずですよ。
それに、Dさんはメンタリスト。男性心理、女性心理を駆使する立場ではないでしょうか。知識ばかりだったのかとも。今回の発言でDさんを支えていた周囲にご迷惑をかけたのではないでしょうか。「社会性」を取り戻し、本当の大人として信用されるには時間もかかります。
Dさんはまだ若い。中高年になって「にっちもさっちもいかない」八方塞がりから這い上がった経験もされていない。
これからの人生経験をもう一度積まれて、一つの真理を導き出し多くの方々を導くことを願っています。