Q こんにちは。うえたさんは企業に女性のお客さま向けのご提案をされているようですが、うえたさんご自身も女性ですし、本当に女性は感覚的なのでしょうか?男性のわれわれは女性のお客さまに営業や広告などで、どう伝えていけばよいのでしょうか?
 
A 質問がかなりざっくりしていますが、なんとなくわかります。世の中のタイプはおそらく理論派と感情派(感性とか感情とかいいます)に分かれるのではないでしょうか?
性別になると、やや女性が感情、感性を重視しますよね。
ご質問は、ざっくりしてますが、これは男性と女性の受け止め方の違いであり、広告などはたいへん重要ですよね。
 
 私がセミナーや自社のレターは、読み手が男性経営者です。で、感情的な内容は入れないということはないですよ。理詰めばかりでもないというわけです。
 
 例えば、2代目の若手経営者にはあまり通用しないですが、お金に困り、ラーメンやうどんをすすり、気づけばお化粧のファンデーションもなくなり、眉毛をかくアイブロウペンシルもなくなり、どうしようかと途方にくれた日々のことを話します。男性経営者の創業者なら誰でもそういった時期があるので、共感していただけます。どうしょうもない壁にぶつかり、資金に困り奔走したことは1度や2度ではなく誰にでもあることだからです。
この話を冒頭にもってくると、
たとえ、感情的な話でも、男性の経営者は非常に興味を持ってくださるというわけです。ただ、このつらい思い出ばかり話していると、
「たしかに、共感はするけど、ビジネスとして今日の話はなんだったのか?」
といわれかねません。
そこに、理詰めで、
「さあ、私はいかにこの壁を乗り越えたのか?」
と、自分の理論の展開やお客さまへの実践例を踏まえてお話するわけです。
 
これは、いろいろと使えますからね。営業や企画、広告のチラシだって、こんな手法をとって、
最後まで一気に読ませるというワザです。
 
また、感情のお話では、他に「失敗談」も効果的です。
私が若い女性を指導する立場になったとき、冒頭に失敗談をもってくることが多いです。
若い女性にとって、私とはすでにビジネスでキャリアを積んでいる女性であります。
「うえたさんは、特別。」
という意識があります。いえいえ、私も大恥をかくような大失態。お客さまの前で恥をかいたことなど赤裸々に語ります。
「な〜んだ。ふつうの人なのか。」
と思わせることが大事なのではないでしょうか。で、自分の話にぐっとひきつけることが大事です。
他に、若い女性を相手に話しをするとき、「恋の話」も大事ですね。「私の大失恋」。100年の恋も真っ青・・・。清水の舞台から飛び降りるつもりで告白すると、もののみごとに振られた・・・大好きな人の前で、緊張のあまり何も食べられなかった・・・(こういう人は彼氏としてあわないのですけどね。)
これまた、女性がたいへん、たいへん興味を示してくれます。
「でね。恋より仕事にかけてみようと思ったわけなんですよ。」
と、本題にふっていきますね。集中して聞いてくれます。
 
営業などでは、本題に入る前に「あなたの人間性」感情めいたものを入れるのも、いいのではないでしょうか?
「自分がこの営業をどうしてしているのか?」
の内容をストーリーにして、「セールスレター」にするなり、言葉にして表現するなり・・・してみてはどうでしょうか?
「冬の寒い朝、学生だった僕は、自転車で転んでしまい、うずくまっていました。そこに○○会社という営業車が通り、・・・助けてくれました。」
無理に押し付けない方法が、実はお客さまの気をひく方法ですね。
 
外資系の時、外資系といえば組織的でしょ?たんまりとマニュアルがあったのですが、お客さまが本当に買ってくれた接客の言葉を思いだしたら、
「私がこの会社をなぜ選んだとか。」
「この商品のここが好き。」
・・・会社としては、拍子抜けするような感情、感覚的な言葉・・・
 
感情と理詰めの展開をうまくバランスをとりながら、営業したり、ビジネスに活かしてみてはどうでしょうか?

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うえた  さより

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