2012年1月21日土曜日
この日、岡山の駅前のホテルにて、福山の企業の担当者Nさんと打ち合わせをしておりました。Nさんが素晴らしいお知らせをしてくださいました。
昨年にオープンしたお店のチラシを打つとき、私の著書を参考にしたそうです。Nさんが言うには、
出店の時、知名度、認知度が低い、一般の方が「このお店って何?」という状況だったそうです。では、どうすればいいか。
①働くスタッフの顔を重視した
②そのエリアは高齢者が多かったため、文字を可能なかぎり減らした
③かっこいいデザインは捨て、わかりやすくした
その結果どうなったでしょう。
オープン当日、これまでのお客さまにはないある行動に目がとまったそうです。ほとんどのお客さまがチラシを持ってきていたこと、商品を探すよりも、チラシに載っている店員を探すお客さまたち・・・。
商品を売ることなら、どのお店にもできることなんです。しかし、お店の中にいるスタッフに信頼をおくということは、ものすごい強みであり、固定したファンができるという仕組みにつながるのです。
こうなると、強い。
店員さんの勧めてくれたものを買う。もはやそこには金額の安さやポイントカードではないのです。「信頼」
「あの人が勧めてくれたから、おいしい。」
「私はあんたからしか買わない。」
そういってくれるといいですね。Nさんから、「うまくいったんですよ。」と言われたときには、私も社会の役にたっていると思わず実感したしだいです。
今週、こちらの企業さまで、社内のセミナーを実施します。幹部の方だけでも50人ちかい。(グループ全体でも何千人の会社です。)頑張ります。