まさか、再注目されるとは思わなかった・・・・。
私の率直な意見ですね。
私の本は、女性客を増やすには色の心理的な効果も必要と気付き、集客のアプローチの1つに女性が好きな「色彩心理」を活用した事例を書いたものです。
出版当初は、単なる「色の本」だと思われたのもたしかです。そう受け止められてもしかたないか・・・。腐らずに女性客を増やすには、アプローチに色も必要です。と、説いた日々がなつかしいですね。
昨年の暮れから、企業さまやいろんな団体の方々と話しているうちに、私があまり予想していない事態からこの私の著書に関心を持ってくださっている方が多いということに気づきました。
「人口減少」
です。実は、私の著書の事例の中に、それを予期したかのような内容があり、みなさんがこぞって参考にされているそうです。
ズバリいうと、ないんですよ。そんな事例が。
答えをいうと、焼肉「ふくざき」さんの例がそうなんです。
この事例は2年前の案件。当時を振り返ると、「少子高齢化」という言葉はあっても「人口減少」という言葉をふつうに使っているような感じじゃなかったですよ。
案件を受けた当時、これから人口減少が起こるとは思っていなかったですが、人口の推移を調べてみて明らかに減ってきていることがわかったのです。
「このままのスタイルでは、とてもではないけれど、自然にお客さんが減っていく・・・。」
そう実感しました。だから、コンサルタントが絶対しないことをせざるを得なかったのです。それは、
客層を広げることです。
今だと、「ふう〜ん」と思う方もいるでしょう。集客関係のマーケティングプランナーやコンサルはふつう「ターゲットの絞り込み」という手法を用いますよ。即効性があって、効果が出るのが明確ですからね。
人口減少になると、この手法がとれません。
一か八か、半ば賭けでしたね。だって、そんな客層を広げるという事例の本なんてありえませんもん。既存の男性客を保ちながら、女性客や高齢者を増やしていくというのは、本当に至難だったわけです。
お店のスタッフの努力もあって、女性客を増やすことに成功しましたよ。
あの事例が、今の時代の参考になるなんて・・・。
世の中、変わりましたね。くわしくは、私の著書やセミナーで。
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