打ち合わせやご相談を受けていると、時々出てくるのが
「うえたさんはいいね。女性だから『得』している」
と言われます。では、実際に
「男性が得なのか、女性が得なのか?」
どうなのでしょうか?
私がこれまでのビジネス経験で語ると、小さいながらも仕事が口コミで、いただけるのが男性同士だと思います。
もちろん、そこにはお互いの「信用」がありますけどね。
実力で勝ち得ているのではなく、「信用」。創業した頃は、男性同士が
「あ、そんな人なら知っているよ。紹介しようか」
というのをなんともうらやましく見ていたものです。
ただし、これは近くの範囲でしか成り得ないのです。それから、前述の「メディア露出」に関しても「信用」だけでは取り上げてくれません。
その点、おじさま達が多いなか、紅一点のようなビジネスの場合、メディアの取材も多いでしょう。比較的、優遇されることが多いのです。
それを見て、男性経営者などは言います。
「女性は得だよね」
いえいえ、本当はその「得」をもらうまでには相当な努力と涙と根性もいりますよ。
それらを隠して、外見的にも綺麗に見せてたっている女性が多いと思います。そして、運の良さとチャンスを得て、何か「得」をしたというわけです。
「男性、女性、どちらが得だと思いますか?」
と言われると
5分5分といったところでしょう。
損だと思えることもありますし、得だなと思えることもあります。