「先生の学生時代って、どうだったのですか?」
「何に興味を持って、今日の仕事になったのですか?」
質問、ありがとうございます。
学生時代ですね・・・。あんまり優秀じゃなかった・・・って言っていたほうが良いと思います。
セミナーを受けに来ている方々のほうがよほど優秀かもしれませんね。
先日、高校の恩師からハガキをいただきました。
「君にこんな才能が秘められていたとは誰も予測できなかったことでしょう」
わー先生、よくわかっていらっしゃる・・・。
私の同級生は主婦をされている方達が大半。なかには専業主婦もいます。仕事は公務員が多いですね。安定の中のキャリアを積む友人が多く・・・私は異色中の異色。
自分で会社を設立。自分の実力、才能で食べているところ・・・。
ただ、あんまり優秀でなかったからできたのかもしれません。常にハングリー精神。
「明日は何も食べられないかもしれない」
そんな日もありました。だから、与えられた仕事はみんなが100出すところを自分は120だして次の仕事をもらう・・・。
そんな努力の積み重ねをしてきたと思います。
優秀だったら、どこかで「この仕事はもうムリ」と制限し見限って再就職していたかもしれません。かなりの「鈍感」だったと思います。私の場合は「達成するまでは是が非でも」と精神的に追い込まれても続けてきたことが、今の自分のステージを作ったと思います。今となっては「鈍感」も良かったと思いますが、キリキリ舞いのあの当時、本当にいい度胸といいたいです。
学業全般はだめかもしれないけれど、人間ってどこか優れたものをやはり持って生まれてきているものですよね。「色」や「マーケティング」は死ぬほど勉強したわけです。おもしろくてハマり・・・そして、ここはまだ誰も言及していないと気づき、とことん追求、やったわけです。
「これはこうだから」
という枠に私はこだわらなかったのも今の私を作った1つの要因です。コンサルタントを目指したのは、枠のない世界だからです。そりゃあ、士業の先生のほうが社会的に信用されます。でも、仕事はレールの上を走らなければならないことが多く・・・
たいへんだけど、コンサルタント。仮説し検証して自分の持論をひっさげてセミナー・講演、執筆、そして著書を出版・・・自分にあっていました。
もちろん、私の意見や考えに全ての人が賛同しているわけではありません。
心ないクレームやバッシングなどもありました・・・が、あんまり気にもならないのですよね。そんなことより、仮説し検証している頃のみじめでたいへんだった自分・・・彷徨うようなつらい日々・・・正解もないからどこに進んでいるのかわからない日々が自分を大きく支えているんですよね。それと、太々しいくらいの鈍感さも生きる上で助けられました。
周りの嫉妬や妬み、それでも、積極的に前に出る・・・これも英断だったと思います。少々、出る杭は打たれても、全然平気。「どうぞ、打てるものなら、打ってみなさい」まさに鈍感の極みですね。
また、時の運や人脈もよかったと思います。
いろんな方から仕事をなんとなくいただけた状況だったこと・・・。
応援してくれる方も今もいること・・・。
そんな方達に支えられている自分がいます。
妙な勝負に強かったのも、そうですよね。ここって言う時には必ず成功し周りの男性経営者を驚かせていたことも信用を高めましたね。
コツコツと積み上げて来て、創業をした頃の10年前を振り返ると、もう全く違う自分になっていたことに気づかされます。10年前にはない確固たるものを確立して認めれつつある・・・そんな強い自分も、今、ようやく見られるようになりました。
どこかで、つらいからやめていたり、あきらめていたら・・・今の自分にたどり着けなかった事でしょう。
そして、これからも無理なく自分の目標に向かって前進していくことも忘れないようにしなければならないですね。