「オンリーワンって恐くないですか?」
若い女性からの質問です。たぶん、男性経営者だと、
「オンリーワンにならないと、儲からない」
と思うでしょう。そう、自分の市場の中のニッチな部分を掘り起こし、そこを追求し第一人者やオンリーワンになって、市場を独占する方法。
若い女性の感覚だと、名乗ってしまえばオンリーワンになれると思っているフシもあります。そうではなくて、オンリーワンになるまでに市場のニーズも検討し、そこには大手さんのような巨大資本の会社が「バカバカしくて」追求してこないという見極めのもと、自社の実力を活かしながら進めていくことができる・・・そして、振り返れば追随がいない・・・ということです。
「恐い」
というのはありませんよ。ずっと、してきたことをこれからも進めていけばよいだけのこと。
確かに、全く誰もしたことのない未知の世界を切り開いていくのは、「不安」でしかありませんが。
また、オンリーワンになることに関して、あまりビクともしないのは、これまで開発するのに時間と労力と資金との闘いをしてきているから、少々図太くなっているのもたしかです。
また、県民性も大きく左右しているのでは?
と最近、思います。
岡山は、新しいものに対し「様子見」状態の県民性。
ところが、出身の香川は「うどん県」といって俳優の要潤が副知事になりPRしています。全国を先駆けて、東京都を超えていますよね?また、PRに関していえば西の大阪をも超えていると思います。
不思議に思えますよね?
地方都市の地味で小さな県が?
子供の頃から、教育されているのもあります。
「県外に出ないと、ダメだ。」
「学業以外に秀でたものを身に付けないとダメだ」
本州から離れている分、情報に疎くハンディの多い県だと授業で教わります。高松になると、クラスの一部は東京や横浜からやってきた転勤族。
そんな環境が「一番に先頭きってやらないと生きて行けない」というポリシーも作りだしているのでしょう。
岡山のように様子見でいると出遅れてしまうと考えるのは、県外で生活する香川出身者に多いと思います。
学業以外に秀でたもの・・・「人とは違う自分だけの強みを子供の頃から身につける」
私は幼稚園に入った頃から、母から同じ本を読み、感想を言う練習をさされました。小学6年生まで。
そのスパルタぶりはふつうではなかったですね。(読書感想文全国4位になりましたよ)
私の母曰く
「お習字やピアノやそろばんはみんなが習っているから、競争率激しいから。違ったところで他人よりも優位にたち、自信を付けさせる。これがうちの教育法なのよ。」
平凡な母でも戦略型。でも、そのおかげで今の仕事につながっています。
オンリーワンを育てる環境は、大人になってからではありません。むしろ、小さな子供の頃からです。だから、「恐い」というのは全くありませんね。
ある記事をみると、「社長になっている人(出身が香川)が全国で2位」(人口に対して)という数字も叩きだしています。
私も社長ですが。
「オンリーワン、先頭きって前に出る。PRのうまさ」
これが、香川スピリッツです。