
明けまして、おめでとうございます。
今年、2013年もどうぞよろしくお願いします。
こちらのホームページに変えてから、はや4年がたちました。その間、いろいろと私、そして会社も様変わりしました。
本当にありがとうございます。
さて、私はあまりこのコラムでは色のことを説明しておりません。
それは、「この色を塗れば、何か起こる」
と安易に受け止めている方も、日本人は多いからでした。
私たちはどうしても、風水の影響を受けています。
「西の方向に黄色を置くと、金運にいいでしょう」
風水を信仰している方には、申し訳ないですが、実験してみるとそんなことはなかった・・・と思います。
現実をいえば、色は方角に影響されていないのですよね。
*ただ、世の中は、信仰されている方もいらっしゃいますので、あえて強調はしません。
しかし、世の中、色を変えると会社の売上や利益がケタ違いにアップした話も聞きます。私のお客さまやセミナーを受講した方も恩恵を受けております。
では、その成果をあげた方達は色とどう向き合ったのでしょうか?ここに差があります!!
色とつきあいが下手というか、いまいち効果を出し切れない企業や経営者に多いのが上記の風水的な考え・・・。色に何か不思議な力が宿っていて、それを駆使すれば成功すると思っております。
違うね。根本的に。
色が何か魔力を持っているか?というと、そうではないのです。
私たちは、いろいろと憶測をしたり、考えたりする動物です。ワビ、サビ、情緒も豊かなので、木々の色あいから、心のさまを表現したりすることもできるでしょう。
そういった過去の先祖の経験や自分自身の実際の体験から、
私たちが、色を見て、アレコレと想像したり考えたりする・・・。ま、勝手にイメージしたりしているわけです。
すごい方になると、音やメロディを聞くだけで、色あいはこうだと表現する方もいます。
また、私たちが子供の頃は、言葉というコミュニケーションツールや自分を表現することがままならいない時期だと思います。そんなときに、言葉の代替として、色を自己表現にも使っていたわけです。
成長するにつれ、私たちは色というツールから、言語や言葉に置き換えていくようになります。
ですから、私たち大人が、今現在、色を見て、何か思ったり感じたりするのは、当然のことでもありますね。
けっして、色に不思議な力が宿っていると思わないでください。
見ている私たちが、色を勝手にイメージしたりしていることですから。
また、セミナー終了後に、男性経営者がやって来ると、
「先生、この色を使うとダメって言ったでしょ?うち、この色なんですが・・・」
男性は極端なんですよね。
色にはプラスとマイナスの効果がある、と以前、説明していたのですが、マイナスのほんの事例を説明すると、
「この色はダメ」
と完全に受けとめてしまうのが、男性に多いですね。
状況によって、色は変わります。全ての色にマイナスの効果があります!!
人と同じでしょう。
Aさんがいます。彼はおとなしい性格で内気です。
すると、他人によってこんな評価があるでしょう。
「女性の前では、本当に静かであまり話をしないのだな。あれでは、モテないな」
また、ある人にとっては
「ふだん、おとなしいので、暗い性格だとばかり思っていたが、いざ、人前に立った時、どうどうと語っていたので、驚いたよ」
あなたは、Aさんをダメな奴と決めつけるでしょうか?
人間だもん、こういう時、よくて、こんな時はマイナスにとられてしまうことだってある、と思うに違いありません。
色も、同じ考え方です。
ダメな奴と全否定するのではなく、こういう状況で、良くて、マイナスイメージだけど、意外にもこういう時にウケる・・・と
状況によって、考えてみられるのが、ビジネスにおいての「色」とのつきあい方です。
「色」を変えて成功されている企業さまは、そんな状況と色とのかかわり合いを少し頭をひねられています。
ぜひ、今年は、ほんの少し考えてみてはどうでしょうか?
思わず、飛躍することも、あながち嘘ではありませんね。