寒い冬、温かい飲み物が欲しくなりますよね。出張の多い私にとって自販機のコーヒーを飲みながら移動している時がほっとします。
最近、自販機の缶コーヒーで、あれ!?と思ったのが、
「ゴールド、金色の缶が多いなあ」
と思ったことです。
ちょっとざっくりですが、主要な大手メーカーさんの缶コーヒーを調べてみました。
その結果、
必ず、1本はゴールド、金色のパッケージデザインの缶コーヒーがある
ということでした。
これは、不思議なことでして、缶コーヒーはだいたい中身のコーヒーをイメージする色を主体に持ってくることが多かったのです。
ごくごく数年前から、モーニングショットの赤とか、ジョージアのエメマンのブルーなど変則的な色が出てきました。
だから、ゴールドは論外の論外。
それも、メーカー各社申し合わせたように出ています。
そして、スゴイのは、砂糖、ミルク無しのブラックの缶コーヒーまでゴールドにしているメーカーがあります。
これまでにはありえません。
ブラックの缶コーヒーなら、パーッケージの色は黒というのが王道です。
どうしてでしょうか?
これは、あくまでも私の憶測ですが、缶コーヒーなどのパッケージデザインは、カラーデザインが何パターンかできると、マーケティング会社などをはさみ、市場調査で一般の方々に選んでもらうことがあります。
一般の方々の好みが反映されるわけです。
この色を見ると、手を伸ばして買いたくなる・・・
そんな色を選んでみたわけです。
なぜ、一般の方々はゴールド、金色に手を伸ばしたのでしょう。
色彩心理で読み解くと、わかります。
混沌とした悩みや辛いことがあると、私たちは黄色が無性に気になったり欲しくなったりします。それは、暗闇の中に一筋の光りを求めるかのような心境です。
ゴールド、金色も黄色の仲間。
東日本大震災以降、日本人はずいぶんとうちひしがれたものでした。経済情勢も混沌としています。
そんななかで、自民党に政権が代わり安倍内閣のもと、「アベノミクス」という経済政策を
打ち出しています。
暗闇の中のごく一筋の光が何やら見えてきたような気もするわけです。
それらが反映されたパーッケージではないでしょうか?
缶コーヒーに限らず、年末から今年にかけて新発売されている第3のビールの缶なども、ゴールド、金色が目立っています。
今年こそは、景気がよくなるよう祈るばかりです。