今、ニュースに出ているひと言をチェックしてみた
日常で使われている言葉、ひと言などをいつもチェックするのも私の仕事です。その時、その時代の流行りの言葉もありますからね。
今日(2024年2月9日)のニュースでは、ある大物議員の国会の答弁ですね。気になりました。
「記憶にございません」
を連呼されました。いや、知っている、記憶にあると思いますよ。選挙の時に団体って、大口さまですからね。「わ〜これで数千人の票が入った〜」と内心ラッキーと思われているはずです。
個人、個人は覚えていないでしょうが、団体、団体のトップは覚えていなきゃ。
覚えている、覚えていないは別にして、この「記憶にございません」って、苦し紛れの表現。見ている側は、苦し紛れを超えて見苦しいなと思ってしまいますよね。
私の指導の時には、伝え方、伝わり方も説明するのですが、この「記憶にございません」って、「もう何度も同じことを言わせるなよ。知らないものは知らないんだよ。いちいちうるさいよ」と伝わってきます。
まさに、何様ですか?と感じてしまいますよね。質問している側の話を遮断するのが狙いでしょうね。
他の状況にも使われる表現かなと思い、考えてみました・・・。
なお、私が、指導する時に、いろいろな状況に当てはめながら説明するのは、ご存じだと思います。例えば、職場で使おうなら、「記憶にございません」と言った途端に、「明日からもう来なくて良いよ」と即答で言われますよね。
私が取引先に言ったならば
「うえたさんって、若年性の認知症ですかね?」
と二度と仕事が来ないでしょう。
この「記憶にございません」って、本当に特権階級しか使えない表現なんだわと改めて思った次第です。
国会の答弁で「記憶にございません」と言ったならば、ペナルティを付けるとかした方が良さそうです。
国会では、質問する側も節度ある表現をしていますが、一般社会では、
「自分の言動を忘れてしまう、自分の言動に責任を持たないのなら、明日からもう国会に出て来なくて良いよ。辞めてもらいたい。その議員報酬を能登半島の皆さんに義援金として送りたい」
とキッパリと言うはずです。