2012年5月3日
「何色を塗れば、お客さんが増えますか?」
と、「集客の色」が何やら存在する、とはもう思われなくなりました。
最初の頃は、「風水と違う!」とマーケティングはアメリカ、風水は中国、なんでごっちゃにするんだ日本人は・・・。
と闘った日々がなつかしいですね。
最近の質問も
「高齢者の多いエリアに出店計画があるのですが、集客における対応策を教えていただけますか?先生のご専門とされている色のことを含めて・・・」
と、やっとまともな質問がきました。
ここで、
「何色を塗れば、集まりますか?」
と言われると、こちらも「さあ?」
っていう気持ちになります。
実をいうと、本を出版する以前は、
「お客さんが減ってきて困っているんだ。なんとかできないかい?」
そんな感じで依頼されておりました。
集客における色のことを言及した本を出版したら、
色から依頼せねばいけないと思う方々が増えましたが、
「色からの依頼は、ありませんよ。地方都市では・・・」
ズバリ、色がおかしいと気付く男性経営者もおりませんからね。
実際の依頼では、「お客さんが来ない。」と言われ、調べてみると「色」がおかしいので、そこでシンボルカラーを変えてみませんか?・・・となります。もちろん、色以外にも修正点があります。
私のお客さんは、男性経営者で、多くが女性のお客さんと向き合い、売り上げと日々闘っている人が多い。
いろいろ案件をいただいて思ったのは、
男性経営者は、「集客を難しく考えて、損をしている。」
ということ・・・。「集客」は数字よりも、女性のお客さまの心理を探っていたほうが、よほど効率がいいのです。
それから、男性経営者があまり興味を示さない「色」に女性のお客さまは敏感だということにも気づきましたね。セミナーでは、「好きというのではなく、本能的に色を用いることで自分のモチベーションをあげたり、生きるための手段として女性は色を好んでいる」と説明しています。
色は、集客するうえで、特に女性客を増やす上で、アプローチの1つだと思ってください。実際の案件では、色以外に、いろいろと対応策を練りますよ。(そうじゃないと、集客そのものが成功しない)その対応策の1つだと思ってくれれば、ありがたいですね。
私の著書を読んで、成功している男性経営者の方々の特徴は、
色を塗って成功と思っていないところです。女性が持つ色のイメージや心理、消費行動に注目し、活用した方が多いでしょう。「この色を塗って、成功した。」となると、戦術ばかり追いかけていく羽目に陥ることを重々わかっていらっしゃるのだと思います。
「カラーアナリスト」と肩書きを名乗っていたのは、一般女性の声を聞くため「パーソナルカラー診断」というのを事業として行っていました。
正直、男性の経営者を相手にビジネスをするとき、「マーケティングプランナー」「集客コンサルタント」と言っていたほうがよほど、仕事がきていたはずです。
色に真摯に向き合う一般女性の声は、私のビジネスの中の財産。
女性の色に対する考え方や意見などをもらうのも一苦労。10年以上かかりましたよ。私自身の中で、理解するまでは頑張ろう。今は、自分の体や感覚でもって覚えたと思います。 この声は、ビジネスマン諸氏に伝えなければいけないと思っています!
男性のコンサルタントにはできなかったことです。でも、「女性のお客さまを増やす」そして、色が重要だと気付いたら、こうやってでも、データをとるしかないですよ。
これからの「女性のお客さまを増やす」、対応策としてこれから、また活かされるでしょう。